ピクロスといえば、縦と横の数字をヒントにマス目を塗りつぶしていくパズルのことを指しますが、正式には「お絵かきロジック」と呼ばれるパズルの一種です。
マス目を塗りつぶしていくパズルなので、ペンシルパズルの一種に分類されますが、このパズルは任天堂がゲーム化したことによって一躍有名になったパズルでもあります。
今回は、このピクロスと呼ばれるお絵かきロジックパズルの歴史について紹介していきましょう。
1988年に論争を巻き起こしたお絵かきロジック
ピクロスタイプのお絵かきロジックが発案されたのは1988年のことになります。
パズル全体の歴史から見るとまだまだ新しいものとなっていますが、ピクロスの面白いところは全く異なる2人の発案者が同時期に発表したことで話題となりました。
「西尾徹也」氏と「いしだのん」氏の両名が同時期に、別々に発表したために論争へと発展しましたが、後になって別々に創案したことが判明し、論争が収まったという経緯があります。
西尾氏は「パズラー」という誌面でパズルを連載していたために、日本国内での知名度が高く、いしだ氏はイギリスの「サンデー・テレグラフ」紙で掲載されて、現地では「NONOGRAM」と命名されたことからイギリスで高い人気を誇っています。
このように2人の発案者が同時期に創案したために色々な話題性があったのがピクロスのポイントです。
任天堂がゲーム化したことで有名となったピクロス
ある程度以上の年齢の方にとっては「ピクロス」といえば「マリオのピクロス」が頭に思い浮かぶ人も多いかもしれません。
マリオのピクロスは1995年に任天堂が発売して、以降はシリーズ化されるほどの大人気作品となったために、ピクロスの存在をゲームで知ったという人は多いでしょう。
ちなみにピクロスという名称は「ピクチャー・クロスワード」の略称となっていて、携帯用ゲーム機やスマートフォンのアプリなどでも多くリリースされているのが特徴的です。
まとめ
今回はピクロスの歴史について紹介しました。
お絵かきロジックのピクロスはパズルゲームの中でも大手メーカーがゲームソフト化しているということもあって、認知度が高いのが特徴的です。
現在では白と黒の2色だけではなく、カラーバージョンもリリースされていて、パズルを解くと綺麗な画像が写し出されるようなつくりになっているものも多いです。