アタマを活性化させる方法は色々とありますが、今回は「脳の仕組み」に注目して紹介していきましょう。
脳というのは単純作業を続けると老化が早くなる仕組みになっていて、極論を言えば「四六時中考えごとをしている人」というのはアタマが活性化しているとも言えます。
今回はアタマを活性化させる方法の一つでもある「ゴール設定をする」ということについて紹介します。
目標は小出しに設定する
どのような物事をする際にも「目標設定をする」ということはとても大切なことです。
目標を達成するまでのモチベーションを維持するということにも繋がりますが、その他にも目標を達成することによって脳内での「ドーパミンの分泌量」がアップします。
ドーパミンの分泌量がアップすると脳は幸福感を感じることになりますので、やる気や集中力・記憶力などが飛躍的にアップすることに繋がります。
この際に注意しなければならないのが「高すぎる目標を決めるだけではダメだ」ということです。
高すぎる目標を決めてしまうと、目標を達成するまではドーパミンの分泌量がアップしないために、幸福感を得ることが出来なくなってしまいます。
そのため、目標を設定する際には大きな目標を立てたあとに、そこに至るまでの小さな目標を立てることが大切です。
達成感をしっかりと味わうこと
上記では目標を立てることを中心として紹介しましたが、こちらではそこに至った時の考え方について紹介します。
目標というのは「現時点では達成できないこと」とするのが基本です。
その理由というのは、アタマを活性化させるためにドーパミンの分泌を促すのは目標を立てることではなく「目標を達成すること」にあるためです。
大人でも子どもでも過去に経験があると思いますが、困難な出来事を達成した時に「やったぁぁぁ!」と感じたことはないでしょうか?
例えば、受験や資格の取得、就職やプロポーズの返答がOKだったときなど、このような場合に脳はドーパミンを多く分泌する仕組みになっています。
このようなサイクルを生み出すためには、目標の構築と達成感をループさせることが大切なので、小さな目標からコツコツと積み上げるのが継続的にアタマを活性化させる方法となります。
まとめ
今回は、脳の仕組みの紹介として、ゴール設定(目標を立てる)ということと、目標を達成するという2つの点について紹介しました。
日常生活の中で目標を立てるというのは難しいように思えるかもしれませんが、気づいていないだけで目標を立てる方法というのは沢山あります。
次回の後編では「具体的な目標の立て方」について紹介していきましょう。