「アタマの使いすぎで集中力が切れてきた」という経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
これは、脳が疲労している状態となりますので、疲労を回復させることで集中力を取り戻すことが出来ます。
脳の疲労を回復させるためには脂質が有効とされていて、過剰摂取すると体内の脂肪へと変換されてしまいますが、適度に摂取することは健康にもアタマにも良いことを知っておいてください。
脳は人間の器官の中でも最も多くのエネルギーを消費する
脳は体内のエネルギーの約20%を消費するとも言われている器官となっていて、私達が活動している間は常に多くのエネルギーを必要としています。
脳疲労から回復するためには睡眠が最適だとされているのですが、脳の機能をアップさせるためには質の良い睡眠をするだけではなく食事から栄養素を摂取することも忘れてはいけません。
そこでどのような栄養素を摂取すれば良いのかということについてですが、これは脂質が最適です。
脳を構成する成分の約6割が脂質で構成されているので、脂質は脳にとって重要な栄養素となります。
ただし、脂質は1グラムあたり9キロカロリーほどありますので、過剰に摂取すると内臓脂肪の増加や動脈硬化などの原因にもなってしまうために注意が必要です。
どのような脂質を摂取するのがアタマの活性化に最適なのか
アタマを活性化するサポートのために必要な栄養素として脂質が挙げられますが、どのような脂質を摂取すれば良いのか紹介していきます。
ポイントとなるのは「動物性の脂質を摂取しすぎない」ということになっていて、肉類やバターなどを避けて摂取するのがオススメです。
具体的な食事としては、魚の脂に含まれるDHAやEPAが脳疲労の回復に最適で、記憶力の向上や集中力の増加を助けてくれる働きがあります。
その他にも、亜麻仁油や紫蘇油などは体内でDHAやEPAに変換される油となっていますので、食事用に使う油としてはオススメです。
まとめ
身体の健康を考えた際に、始めに排除されるのが脂質とされていて、脂質を摂取するのは身体に悪いと考えている人も多いです。
確かに脂質の過剰摂取は健康を害することになりますが、過剰に摂取すればどのような栄養素でも身体を害することは変わりません。
肝心なのは、自分の身体に合った栄養素を外部から吸収するということになっていますので、食事を考える際にはどの食べ物がどのような栄養素を持っているのか考えると良いでしょう。